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「朝起きたら櫛目を入れろ」との教えを授けてくれたおじいさん。認知症予防には化粧とおしゃれ。。

認知症予防、症状の悪化を防ぐのに、
女性の場合なら、化粧が非常に有効
と教わりました。

逆に化粧も含め、顔を洗わない、髪を
とかさない、服を替えない、風呂に入らない
といった行動は、認知症の初期段階の「症状」
と考えられるんだそう。

先日の新聞にも、施設に入った女性が、
化粧をすることで、認知症が改善した
との記事が掲載されていました。

これを読んで思い出したのが、自分が赤ちゃんから保育園、
幼稚園の頃、ずっと見てもらっていた
おじいさん、おばあさんです。

血縁関係はなかったのですが、
ご近所で両親とご夫婦が親しかったので、
面倒をみてもらっていました。

二人の話、行動で覚えているのが、
朝の身支度です。

その頃、おじいさんは、自分の父と
同じ会社を退職した後に勤めていた
デパートもすでに退職して、悠々自適。
二人で静かに暮らしていました。

特段、外に出る用事もない、
誰かが突然、訪れることもない毎日。

けれど二人は朝起きると、顔を洗い、
歯を磨き、髪を整え、おばあさんは
化粧(おしろいを塗り、紅をさす)をして、
着替えていました。

自分は学校がない休みの日、家に
ずっといる時などは、パジャマのままだったり、
学校のジャージを着て、一日、だらだらと
すごしていたものです。

おじいさん、おばあさんの言うことには、
長年連れ添ったといえども、自分以外の
相手がいる時には、その相手のためにも
ちゃんとした姿を保つべきと。

おばあさんは、おじいさんにすっぴんを
見せたことはないそう。
つまり結婚してからずっと、おじいさんより
遅く寝て、早く起きて、化粧を済ませていたそう。

またおじいさんは、休みの日以外でも、
頭に櫛目が入らなかったことがないと。

「櫛目が入る」とは、毎日、
櫛で髪の毛をとかし、髪を整えるということ。

そこからさらに、毎日の生活を規則
正しく送ることを示します。

おじいさん、おばあさんからは、
本当の子どもと同じく、
「毎日、櫛目を入れなさい」と教わったのでした。

お二人は先におじいさんが、
そして次におばあさんが亡くなりました。

一人暮らしになってもおばあさんは、
毎朝、起きたら着替え、化粧など
しっかりと身支度をしていました。

もう見せる、また気遣う相手もいないのに。

そうおばあさんに尋ねたことがあります。

そしたら、おばあさんは、仏壇を指し、
またその上の鴨居にかかっている写真を指して、
「仏壇の中におじいさんがいて、
その上の写真から、ずっと毎日、
私を見てくれているから」
と答えたのでした。

60代の共白髪のご夫婦のbonpon511。
https://www.instagram.com/bonpon511/?hl=ja
Instagramなどでオシャレな姿を拝見。
ここまでオシャレではなかったけれど、
おじいさん、おばあさんを思い出しました。







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