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250年先には世界一の桜の山に。「いわき万本桜プロジェクト」。現在、4000本。

出張で福島県いわき市に来ています。

地元の人に教えてもらったのが、
「いわき万本桜プロジェクト」。
http://www.siga.co.jp/iwakicherry/cherryindex.html

これは、志賀忠重さんという方が
始めたプロジェクトです。最終的に9万9千本の桜を植え、
世界一の桜の山にする
という壮大な計画です。

それが達成できるのは
なんと250年後だとか。

原発事故で、後の世代の人達に
負の遺産を残してしまうことになったので、
いわきの沢山に桜の木を植え、財産にしたい
という狙いだそうです。

いわきには、中国出身の芸術家である
蔡國強さんがアイデアを出し、
志賀忠重さんが作った
「いわき回廊美術館」もあります。

その美術館の周辺の山々を桜で覆うというのが、
「いわき万本桜プロジェクト」なんですね。

中国では、「九九」は、
「永遠」を意味するそう。
9万9千本はそれにちなんだ数字です。

あの桜で有名な吉野の桜でもおよそ3万本
といいますから、その3倍。

途方もない数字です。

あの震災の2ヶ月後の、
2011年5月から始まったこのプロジェクト。
これまで1人1本という中、順調に賛同者を得て、
およそ4000本の桜が植えられたとのこと。

桜は植えただけでは終わらず、
その後の手入れも必要。

植樹は夏場を除いて、月1回実施。
伐採や草刈りなどの手入れのため、
ボランティアも集っているそうです。

中には週末毎にやってきて、手入れして
帰って行く人もいるんだとか。

すばらしいですね。

蔡さんはまだ無名だった頃、日本に滞在。
どこも自分の作品を展示してくれず、
買ってもくれない時に、助けてくれたのがいわき。

いわきに滞在。
市の美術館で展覧会が開かれ、
志賀さんなどが絵を買ってくれたんだそう。

いわきの人たちがいたからこそ、
今の自分があるからと、このプロジェクトを支援し、
「いわき回廊美術館」も、ある賞の賞金を
半分出して建設したんだとのこと。

いわきへの恩返しで行なっているんですね。

関わっている人すべてが、
善意で後世の人たちのために
行なっている。

そのことに素直に心動かされました。

二人の交流を描いたノンフィクション。



一人一本、記念樹として桜を植樹。
そこに名前がつけられます。

近いうちに、このプロジェクトが
行なわれている山に行き、その様子を
見て、自分も1本植樹に参加したいですね。

このプロジェクトが「日本のチカラ」
という番組で放送されました。

テレビ朝日:2/02(土)05:20~05:50
福島テレビ:2/24(日)06:15~06:45
http://www.minkyo.or.jp/01/
《 #166 いつか空から花を見て~桜に託した故郷への想い~》
http://www.minkyo.or.jp/01/2019/01/nipponnochikara_166.html
いわき万本桜プロジェクト応援部
https://www.facebook.com/manbonsakura.ouenbu/
《空から桜が見えますか
〜『いわき回廊美術館』を作った男たち〜》
https://www.driveplaza.com/trip/michinohosomichi/ver56/




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