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なじみの味、場所が次々と無くなる。入山せんべい、蛇骨湯。「サヨナラだけが人生だ」。

昨日のエントリーで、
岐阜県大垣市の老舗金蝶堂総本店が自己破産、
浅草の佃煮店「鮒金」が閉店などの話題を
お届けしました。

浅草のお隣蔵前に長い間、住み、
仕事をしている叔母さんが、
浅草の最新事情をいろいろと
教えてくれました。

一つは入山せんべい。
今年2019年1月20日で閉店したとのこと。
こちらは100年以上の歴史ある老舗で、
店の中で職人さんが、せんべいを焼き上げ、
その場で販売していました。

醤油味のせんべい。

米の香り、醤油の香ばしさ。
素朴ですが、じっくりと
味わえるせんべいでした。

叔母さんはとても残念がっていました。

続いては銭湯。
黒湯という温泉のある蛇骨湯。
http://jakotsuyu.co.jp/

こちらは、浅草寺の近くにあるせいか、
地元だけでなく、多くの銭湯ファン、
さらには外国人旅行者も数多く訪れていました。

この5月一杯で営業を終了するそうです。

江戸時代から続く歴史のある銭湯。
2009年には改装もして、きれいになり、
設備も更新していたので、閉鎖が信じられません。

といっても自分が通っていたのは、
改装した直後くらいまで。

その後は別の銭湯に通う
ようになったので、
最近はご無沙汰でした。

叔母さんも、かなり足が遠のいていたそう。
(ホテルに来る外国人旅行者にはお勧め
していたとか)

味、場所、そして人が
自分の目の前から消える。

喪失感に襲われるのは、仕方のないこと。

それをじっくりと受け止めることが大切と。

作家井伏鱒二の言葉ではありませんが、
「サヨナラだけが人生だ」。

〇喫茶店のアンヂェラスも
 この3月17日に閉店。
 戦後すぐの昭和21年に開店。
 水出しのダッチコーヒーに
 梅酒と梅を加えた梅ダッチコーヒー、
 店名にもなっているデザート
 「アンヂェラス」が名物。
 築70年以上の建物の老朽化が閉店の
 理由の一つのようです。

〇蛇骨湯の閉店は、その敷地を含む
 一帯の再開発による高層マンション建設が
 理由のようです。






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