取引先の若者。仕事以上に、今時の副業で大もうけ。高級腕時計をはめる。

昨日、珍しく取引先の人たちと会食。

その中に30代初めの若者も。

なにげなく彼の手元を見たら、
どこのメーカーかはわからないけれど、
いかにも高級そうな腕時計が。

しかし失礼ながら、その年代の
取引先の給料ではとても手が出ないはず。

腕時計のことを尋ねると、

やはりかなりの高級品。（3桁万円）

そうしたら自分の隣に座っていた
彼の同期の女性が、気になる一言を。

「彼、副業をしているんですよ……」。

その言葉に反応したのか、その場に
同席していた彼の先輩たちが、
彼に尋ね始めました。

「スニーカーだっけ、副業って」。

そう彼が行っているのは、スニーカーの販売。

今、スニーカーは世界的に人気で、
それだけで生計を立てている若者も
いるくらい、ブームの商売なんだそう。

彼はもともとスニーカー好きで、
自分がはきたいものを日本だけでなく、
世界中からインターネットを利用して、
買い求めていたそう。

その内その費用を出すため、数足購入し、
一足を自分用に残し、残りを売るように。

NIKE、アディダスなど、世界的なメーカーは、
各国で限定版を販売しており、それを収集している
コレクターが多く、購入額よりかなり高い値段で
流通しているとのこと。

ものによっては、数倍、いや十倍二十倍にも。

それから彼は、本格的にスニーカー副業を行うように。
インターネットで海外（彼の場合、カナダが多いとのこと）の
スニーカーサイトで限定物を購入。
それが届いたら、それをもとにメルカリなどで販売。

今、住んでいるマンションの部屋はスニーカーだらけ。
ただもともとスニーカー好きなので、
スニーカーが部屋にあふれていることは、
喜びでこそあれ、いやではないとのこと。

購入も発送もほとんど手間いらず。
なので本業に響くことはない。

ただ、いつどのメーカーがどういった
限定物を出すのか、また過去のスニーカーの相場、
人気などを熟知していなければ、売れなかったり、
損することもあるので、そうした知識がない人は、
このスニーカー副業は出来ないかもしれませんね。

先輩たちからは、彼の月の儲けを
聞いて、会社にいるより、専業に
した方が、よっぽど儲かるぞと
アドバイス（？）されていましたが、
この副業にこれ以上、深入りするつもりはなく、
会社の仕事をしっかり続けたいとのこと。

いや、そこは今時の若者だなー。

マスターピース・スニーカーズ

posted with ヨメレバ

双葉社 双葉社 2017年12月14日