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5年間積み立てをして欲しい物を買ったという知人。先憂後楽。

知人が、5年間、毎月ずっと積み立てをして、
欲しかったものを買ったという話を教えてくれました。

いろいろ事情があり、知人が買ったものを
ここに具体的に書くことは出来ないのですが、
生活必需品ではない、高価なものです。

知人の経済力からすれば、ちょっと無理をすれば、
変えそうに思えるのですが、それでも知人は、
その支払総額を60(12回×5年)で割った金額を
毎月、積み立てる方を選んだとのことです。

いやー、忍耐強いですね。

自分がもし知人だったら、
そこまで欲しいものだったら、


先に買って、あとは60回分割で支払う
と思うのですけれど。

もしあなただったらどうですか。
かなり高額だけれど、すごく欲しい物が
ある場合、どうしますか。

知人のように積み立ててから買いますか。
それとも私のように買ってから分割で支払うか。

買ってから支払う場合は、もちろん金利などを
支払わなければならないので、総額の支払いは
多くなりますが、先に物がくるので、5年間、
支払っている間、その物を使える、楽しめる。

楽しめる時間の価値は、金利よりはるかに
上回っているとおもうのですけれど、
どうなんでしょうか。

そういえば大昔、まだ自分が中学だか高校の頃、
わが家のダイニングテーブルがあるとき新しく
なりました。

物の価値が余りわからない子どもの自分から見ても、
結構、いいテーブルだと思えました。

母に尋ねたら、それはある企業が
やっている積み立てを利用して、
購入したものだと。

すなわち、上の知人のように、
毎月、お金をその会社に積み立て、
それが満期(おそらく60ヶ月だったと思う)に
なったら、物が届くというシステムです。

クレジット支払いが発達した現在は、
そうした商売は余りなくなったと思うのですが、
以前はこうした積み立てて物を買うというのは、
かなりあったようです。

もちろん当時から先に物を手に入れ、
後から月賦で払うという方法もありましたが……。

母に言わせると、積み立て後に、物を買う方が、
よりいい物が手に入るということでしたが、
今と違って金利が数%、10%近くのこともあっただけに、
その分だけ、グレードの高い物が手に入ったのかもしれませんね。

そういえば、母もまた祖母も
よく「先憂後楽」と話していました。

本来の意味とは少し違っているかもしれませんが、
先に苦労なり、努力して、後に楽しむ。
この場合で言えば、先にお金を貯めて
支払ってから、後に物を手に入れるようにと。

小さい頃、よく言われたのですが、
自分の場合は、「先楽後憂」に
なってしまいました。

同級生にこの知人の話をしたら、
その同級生は、年をとってからは、
お金より時間が大切になったので、
私と同じく、先に物をもらい、
後で支払いをする方を選ぶと話していました。

人生の残り時間がどんどんと減って、
先が見えるようになると、知人も
変わっていくのでしょうか。


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