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地方の親戚宅、ついに屋根に設置の太陽熱温水器をおろす。

太陽熱温水器。
あなたはご存じですか。

今、省エネ、持続可能性、環境ということが
大いに言われていて、屋根の上に太陽光発電パネルが
のっているお宅が増えていますね。

太陽の光で電気を起こす。

しかしその前は、太陽熱で温水を作る
太陽熱温水器が盛んでした。

地方の親戚のお宅や、ご近所で、
太陽熱温水器を盛んに導入したのは、
1973年前後、ちょうど石油ショックで
重油、軽油など石油製品が高騰した時でした。

仕組みは屋根の上に太陽の熱を集めるパネルと、
水を入れたタンクがあり、そこを水が通ると、
太陽熱で温められお湯になる。
それを風呂や台所の給湯に使うというもの。

ご近所や親戚宅で太陽熱温水器で
わかしたお湯の風呂に何度も
入ったことがあります。

夏など、50度以上になり、
ボイラーで全くわかす必要がなく、
水でじゃぶじゃぶと薄めて入ったものでした。

なのでかなり燃料代が節約できたものでしたが、
問題は、旧式の設備の場合、水のタンクが屋根上に
あるため、重量がかなり重いこと。

台風、強風の時に屋根の上に重いものが
あるわけですから、落下の危険性が高いことです。

地方にある親戚宅は、屋根の上にタンクがある
昔ながらのタイプで、何度かメインテナンスを
して使い続けたようですが、家自体も老朽化し、
何度も地震や台風にあっているので、危険性を
減らそうと太陽熱温水器の撤去を決めたそう。

そのかわりをどうするか。

新しいタンクを上に上げない循環式の太陽熱温水器も
あり、それは重量が軽いので危険性は減るのですが、
結局、太陽光発電パネルを選んだそう。

温水もいいのですが、やはり停電などの折に、
自前の電気が使えるという利便性、安心感は
大きいと思ったとのこと。

また夜間のことも考え、最近、かなり
安くなっている充電池も同時に
設置したとのことです。

各種の補助金なども考慮に入れれば、
思っていたより負担は少なかったそうですが、
それでも設置費用、メインテナンス代を、
省エネ分で節約した電気代でまかなうのは、
20年後以上だとのことで、まだまだ経済的には
引き合っていないと。

これは意外でした。
ただ上にも記したように、自前の電気が
いざというときに使える安心感は大きいと。

太陽熱温水器のお風呂が
なくなってしまったのは
ちょっと寂しい気がしますが、
これも時代の流れなんでしょうね。


ペットボトル太陽熱温水器の作り方 (サイエンス・シリーズ)


そういえば、もう20年も30年も前になりますが、
環境問題のイベントで太陽光発電と一緒に、
太陽熱を利用した温水器、調理器の
プレゼンテーションがあったなー。

わずかな時間でお湯がわいたり、
料理ができるのには驚きました。

ソーラークッカー、
使っている人、多そうだなー。

お日様の力を頂いて!ソーラークッカーを作ろう



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