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目薬、日薬、そして口薬とは。

少し前になりますが、
2022年8月9日、朝日新聞、
《リレーおぴにおん》《痛みはどこから⑩》、
作家・精神科医 帚木蓬生さん。
《焦らずに目薬・日薬・口薬》との記事が。

https://www.asahi.com/articles/DA3S15381936.html?iref=pc_ss_date_article

帚木さんが、
《逃げ出さずにやってこられたのは、約40年前に出会った
「ネガティブ・ケイパビリティ(負の能力)」という言葉に
支えられたからです》と。

この言葉は、《元は19世紀の詩人キーツが、詩人が対象に
深く入り込むのに必要な能力として使った言葉だ》そう。

それが、治療現場では次のような意味として使われています。

《どうにも答えの出ない事態に直面した時に性急に解決を
求めず、不誠実さや不思議さの中で宙づり状態でいることに
耐えられる能力、を意味する言葉です》。

帚木さんは、この《ネガティイブ・ケイパビリティによる
処方を、《「目薬・日薬・口薬」と言います。「あなたの
苦しみは私が見ています」という目薬、「なんとかしているうち、
なんとかなる」という日薬、「めげないで」と声をかけ続ける口薬》です。

帚木蓬生さんの本、考え方については、
このブログで何度かご紹介しました。

「日薬と目薬」。時間をかける、目をかける。作家で医師の帚木蓬生さん。

上では目薬、日薬について記しています。
そして口薬。

帚木さんは、精神療法の一つ、森田療法を
治療にとりいれていらっしゃいます。
それについても記しました。

森田療法の森田正馬の言葉を易しく解説。精神科医で作家の帚木蓬生さん。

帚木さんの言葉、本は、時折、読み返し、
ゆらぐ気持ちの支え、便りにしています。


老活の愉しみ 心と身体を100歳まで活躍させる (朝日新書)


生きる力 森田正馬の15の提言 (朝日選書)


しばらく遠ざかっていましたが、
このお盆にでも、読み返したいですね。



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