劇作家・宮沢章夫さんの眠りを劇化した新作「ジャパニーズ・スリーピング」。繰り返し見る夢。
インタビューに答えています。
2010年11月17日、日本経済新聞夕刊。
宮沢さんは、3時間で起きてしまうのだそう。
でも日に3回は眠るので大丈夫と。
そうした睡眠状態が10年以上続いている。
そうしたところこから、眠りについて本で調べたところ、
眠りについては、不確かなことが多いとわかったそうです。
お父さんの死から眠りと死について考え、
自身の心臓手術の全身麻酔では、
完全な空白を体験。
睡眠とは異なる体験だったと言います。
すべてはあやふや。
生きることも社会も確かでない。
そうした演劇感から、眠りを劇化したと語ります。
できた劇が「ジャパニーズ・スリーピング」
眠りについてスタッフ、役者に20以上の質問をし、
答えてもらった所、眠りやすさには個人差があることが
わかったと。答えをそのまま舞台で使ったそうです。
最後に、記事は宮沢さんが20年ほど前につけていた
夢のノートについて、記します。
繰り返し出てきたのは、ひなびた観光地に親と一緒にいる光景。
実際は、陽気な家族だったのに、夢は寂しさが支配していたとか。
宮沢さんは、夢の中で考えているときは、
別の時間を生きていると考えているようです。
他にも「夢見」の術を操るマレー半島のセノイ族の話も
記事の中にはありました。
稚拙な要約ながら、長々とご紹介し、失礼しました。
ここまで取り上げたのは、自分も夢、眠りに非常に興味があるからです。
このブログ「人生やり残しリスト」でも
夢についてのエントリーを書いています。
《№5 大学時代、何回も見たお姫様を連れて逃げる夢の顛末を書き残す。》
起きている時ばかりが、人生ではなく、
眠っている時もまた人生の一部。
夢もまた人生の大きな要素。
皆さんは、そう思いませんか?
夢か現実がわからない、
あやふやな体験をしたことはありませんか?
それも含めて人生。
そうそう、以前は、宮沢さんのように
夢ノート、手帳をつけていましたね。
後で読み返すと、わからないこともあるのですが、
夢を思い出し、追体験できるときも。
眠り、夢の世界について、もっと知りたいと思いますね。
赤瀬川原平さんが、ご自身が見た夢を様々な形で作品にしています。
《夢泥棒―睡眠博物誌 (新風舎文庫)》(アマゾン)
セノイ族の夢見についてのルポルタージュ。
《夢を操る―マレー・セノイ族に会いに行く (講談社文庫)》(アマゾン)
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