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身銭と小銭。肝が切れる。人生で大事なお金の使い方。

皆さん。
「肝が切れる」という表現をご存じでしょうか?

小さい頃から、ずっと祖母、母から
上とは逆に「肝が切れない子やなー」
と言われ続けた自分。

それを久しぶりに思い出しました。

2011年4月30日、日本経済新聞夕刊の
《あすへの話題》。

脚本家の内館牧子さんの連載です。
「身銭と小銭」とのタイトルで書かれています。

大のプロレスファンでもある内舘さん。
61歳で今なお現役の天竜源一郎さんと
対談した際の話を披露されています。

若いレスラーの憧れで、同じリングに立ってみたいと
望まれる天竜さんを見事だと高く評価されています。

天竜さん自身、若いときには、
大鵬さん、ジャイアント馬場さんを見て、
教わって、近づきたいと思っていたそう。

内舘さんは、すごいと思わせるトップが
減っている気がして、その理由を尋ねたとののこと。

天竜さんの答え。

《「身銭を切らず小銭を稼ぐことばかり
考えているから、ダメなんです」》

それに対する内舘さんの締めの文章。

《身銭は大化けして戻ってくることもあるが、
小銭は小人物の財布で一生を終える。》

何かをものにしようと思えば、
自分の金を使って学ばないと身につかない。
人とのつきあいも、会社や誰かの金ではダメ。
自分の稼いだお金でないと本当のつきあいにはならない。

「肝が切れる」というのは、
不必要なモノには金は使わないが、
使うべき時、必要なモノには、
自分にとって身分不相応な額で
あろうとも、しっかり使う。
見極めた時の金離れの良さを、
切れが良いといいます。

金を稼ぐのに才覚が必要なら、
金を使うのにも、度量がいるんですね。

金を使わせるとその人がわかる。
器がないとよい金の使い方が出来ないようです。

北野武監督も何かのインタビューで、
日本の監督は「予算がないない」と言うけれど、
巨額な予算をもらっても、使い切れないだろう、
金を使うのにも才能がいる
というようなことを答えており、
非常に共感しました。

いつの日にか、「肝が切れる」男になりたいものです。



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