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「あほうかしこ」になりなさい。「かしこかしこ」「かしこあほう」「あほうあほう」。

昔、家に「冠婚葬祭入門」という本がありました。

裏千家14代家元の娘さんである、
塩月弥生子さんが書かれた本で、
現在までに累計700万部の大ベストセラーだそう。

現在、95歳でお元気のようです。

産経新聞の「話の肖像画」に登場されています。

《茶道家・塩月弥栄子(95)(1)》
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130429/trd13042903040000-n1.htm
記事には写真も出ていますが、
昔、覚えていたお姿より、現在の方がむしろ若々しい感じですね。

そのインタビューの中で、久しぶりに見て、
思い出した言葉があります。

それは「あほうかしこ」。

あなたは、ご存じですか?
塩月さんは次のようにおっしゃっています。

《「あほうかしこ」というのは、マナーやエチケットについて、
正しい知識や教養を備え持っているのに、
ひけらかすことなく控えめな人のこと》。

「かしこかしこ」は、つまらない、
《見た目はかしこそうなのに実は何も知らない
「かしこあほう」は格好が悪い。もちろん「あほうあほう」はダメですよ》と。

確か、塩月さん、
「あほうかしこのススメ」という本もお出しになっていますね。

いやー、懐かしい。
祖母などもよくこの「あほうかしこ」という言葉を使っていました。
(以前、このブログでも書きましたが、俳人の楠本憲吉さん、
作家の藤本義一さんなども、何かの折によくこの4つについて書いたり、
話されたりしていました。元は中国のようですが、関西でよく伝わっていたのかなー)

ちゃんと知ってはいるが、それをひけらかさない。
これは、知識、教養だけでなく、生活全般にわたります。

お金があってもそうとは見せない。
あっても、目立たないようにすると。

「あほうかしこ」。

覚えておきたい言葉であり、生き方です。



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