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「扇納」。モノを処分する前に「ありがとう」と感謝の言葉と合掌。

大掃除の季節ですね。
不要なモノを処分してすっきり
という方も多いのでは。

そのモノを捨てる時、あなたは
感謝の言葉をかけましたか?

2013年12月21日、日本経済新聞夕刊、
コラム《あすへの話題》。
土曜日は落語家の笑福亭仁鶴さんの担当です。
タイトルは、「扇納」。
落語家に欠かせない扇。
古びて高座映えしなくなった扇は、
新調され、古いものは廃棄。

なのですが、その際に、
「扇納」という供養を行うそう。

《上方落語の祖といわれる米沢彦八の碑に、
古くなった扇を納め、供養するのだ》。

その後、仁鶴師匠は、針供養、櫛供養など
長く役に立ってくれたものに別れを告げる営みをあげ、
《無駄なく利用しつくして、日本人は感謝と畏敬の念を捧げた》
と記します。

そして大掃除で、不要になったものを処分する季節。
愛着の残るものを捨てる時の作法について書かれています。

《別れを惜しむように、ただ手を合わせ、感謝する》。

以前、たしかこのブログでも書いたのですけれど、
わが家でも長年使ったモノを捨てる時には、
手を合わせはしませんが、
「どうも長い間ありがとうございました」
とお礼を言ってからと教えられてきました。

自分の人生に役だってくれたモノ。

感謝し捨てることで、こちらの気持ちも
なんだか良い気持ちになりますね。
(仁鶴師匠は「和みはしないか」と書かれています)

モノへの感謝の気持ちを
忘れないようにしたいものですね。

関連エントリー
物事の終わりを伝えるテレビ番組を見て。使い終わったら供養し、感謝する日本人。


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