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御嶽山噴火で亡くなった男性の遺品カメラ、ニコンなどの協力でよみがえる。

御嶽山の噴火で亡くなった男性が持っていた
デジタルカメラが、ニコンの協力で、修理され、
元に戻った。

そんな内容の記事が読売新聞に掲載されていました。

遺体とともにデジタルカメラは火山灰に埋もれ、
壊れた状態で遺族の元に戻ってきたそう。

撮影された写真は、
1日だけ見られたとのことですが、
それ以降は見れず。

7月ころに購入したニコンのデジタル一眼レフカメラ。

読売新聞の報道でこのカメラのことを知ったニコンから、
申し出があり、遺族が預けたところ、ニコンは、
10日ほどかけて、レンズやファインダー、
内部基板を無償で修理し、ボディーも磨き、次女のもとに。

なお写真データも、別のところで修復してもらい、
200枚ほどの写真も見られるようになったとのこと。

次女は、感謝の意と、今後、父の分まで、
写真撮影をしたいと語ったと紹介されていました。

このカメラは、遺族にとっては、亡くなった父親が
最期に使っていた特別なカメラ。
そして撮影されたデータが蘇ったのも良かったですね。

父親が、最期にどんな被写体にカメラを向け、
撮影していたのか。
その思いがわかるのがこの写真ですから。

以前、様々なモノの修理をする人や店を特集した
テレビ番組がありました。

服、フィルムカメラ、腕時計、家具などなど、
失礼ながら、傍目にはゴミのようにしか
見えないようなものまで、持ち込まれます。

それを一つ一つ手間をかけ、修理していく職人。

機能、お金のことを考えれば、
新しいものを買った方がもちろん良いのですが、
一つ一つのモノには、祖父母、親などの思いや
歴史、物語が込められている。

それを修復し、また使うことで、
そうした思いなどを共有することが出来るんですね。

今回の新聞記事には、これを取り巻く人々の善意やら、
人間の美点を感じるられ、とても心が温まりました。



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