大掃除。わが家で、金運を上げるためにまずやれと言われていること。

自分の代で途絶えてしまったのですが、
わが家は、理髪店を経営していました。

曾祖父、祖父から掃除に関して
伝えられた教えがあります。

それは、



掃除の中で一番にやるのは、
鏡をきれいにすること。

そして次は窓ガラス。

これはお客さんがいらっしゃる
理容室の中、仕事場だけではなく、
住まいでも一緒でした。

理由は金運に関係するから。

鏡・窓ガラスの曇り、汚れがあると、
お金が家の中に入らないからだそう。

大きくなって風水に詳しい人に
話を伺ったことがあるのですが、
風水の世界でも鏡・ガラスは
金運に関係し、いつもきれいに
しておくようにと言われているだとか。

鏡は三種の神器の一つ。
貴重で大切なもの。
鏡は魔を退ける力がある。

なのに曇っていると、
魔を跳ね返せないと考えるんですね。

窓ガラスは、外から
光（また熱）をとりこむ場所。

光は良き物の象徴。
それを取り込む場所が汚れると、
良き物を取り込めない
ということのようです。

あとこうした掃除の他に、
日常的に言われたのは、
刃物は使い終わったら、
すぐにしまうこと。

ハサミ、カミソリ、包丁、ナイフなどを、
家で出しっぱなしにしていると、
すごく怒られました。

そうした刃物は料理を作ったり、
髪を切ったりと役立つ反面、
人を傷つけたり、物を壊したり
良からぬことに使われもする。

外にむき身の状態で出ていると、
邪心、悪い心を生んでしまうのだとか。

これは多くのご家庭で
そうではないでしょうか。

社会人になって料理人の方と
知り合ったのですが、その方は、
仕事が終わったら、まず刃物を
手入れし、きれいな布で水分をぬぐい、
棚にしまっていました。

これは修業時代、師匠から教わったそう。

〇鏡の曇りは心の曇り

〇刃物は出しっぱなしにしない

今日も、家の鏡と窓ガラスを
磨きましたが、明日からも
教えに従い、一つ一つ磨くことにします。