西城秀樹さん逝去。二次性多血症と脳梗塞、心筋梗塞、そして急性心不全。

歌手の西城秀樹さんが亡くなりました。
急性心不全だったようです。

西城秀樹さんは、これまで二度の
脳梗塞に襲われながらも、リハビリを行い、
最後の最後まで現役の歌手として活動を
続けていらっしゃったそうです。

その精神力は素晴らしいですね。

この西城秀樹さん逝去を伝えるニュースの中で、気になる記述が。

それは、西城秀樹さんの今回の急性心不全の原因は、
おそらく血栓ができて、冠動脈に詰まりが生じた
心筋梗塞ではないかという内容です。

脳内で起これば、脳梗塞。
心臓で起これば心筋梗塞。

こうした血栓ができるのは
西城秀樹さんが二次性多血症であったから
とも記されていました。

二次性多血症は血液中の赤血球が増えてしまう病気。
遺伝子異常で発生する「真性多血症」に対し、
喫煙、心臓・肺の病気の結果起こるのが
「二次性多血症」です。

西城秀樹さんは、後に禁煙されますが、
ずっと喫煙をしていらっしゃったよう。
喫煙も大きな原因の一つだったのかもしれません。

この多血症の血液は、血液中に赤血球が多いということで、
血液がドロドロで、詰まりやすい状態。

上に書いたように、
心筋梗塞、脳梗塞を引き起こしやすいのですね。

自分はタバコは一度も吸ったことはなかったのですが、
随分前に受けた健康診断で多血症の疑いがあるといわれ、
再検査、要検査となり、医師との面談が行われました。

再検査の結果、幸いなことに、多血症ではない
と診断されたのですが、体重の増加を防ぎ、運動をすること。
運動の際また日常生活の中でも脱水状態にらないように、
水分補給に気を配ることとアドバイスされました。

風呂、サウナが好きだと医師に伝えたら、
危険性が高いので、入浴前後に
こまめな水分補給を心がけることが
重要と。

また椅子、ソファなどに座りっぱなしが多いと
告げると、同じ姿勢を続けると飛行機に乗った際の
エコノミークラス症候群（肺塞栓症）になりやすい
とのことで、こちらも座りっぱなし、固まらないで、
30分くらいで体を動かすことなどと注意されました。

またそもそも飲酒は控えた方が良く、
お酒を飲むとき、また飲んだ後の、
水分補給もかなり重要であると注意されました。

多血症の疑いが消えても、
医師の忠告は、守っています。
（飲酒の量は少し控えねば……）

長い間、多くの人を歌で楽しませてくれた
西城秀樹さん。
どうもありがとうございました。

《歌手西城秀樹が禁煙した！！
広島市立安佐市民病院　名誉院長　岩森　茂》
http://www.hiroshima.med.or.jp/kenmin/kinen/012347.html
《「ヤングマン」逝く～西城秀樹さん死去の報道から考える血管の健康
榎木英介 | 病理専門医かつ科学・技術政策ウォッチャー
5/17(木) 14:36》
https://news.yahoo.co.jp/byline/enokieisuke/20180517-00085328/

〇「週刊新潮」2018年5月31日号掲載された記事では、
　元マネージャーが西城秀樹さんが、
　“糖尿病も患っていた”と明かしています。
　1984年、骨髄液が漏れて脳圧が下がる低髄液圧症候群で入院。
　さらに糖尿病でインシュリン治療も行っていた。
　糖尿病→動脈硬化、脳の血管が詰まり脳梗塞などを
　引き起こす危険性が高まる。
　さらに心房細動、不整脈などの心臓の病気が隠れていた
　可能性を医師が指摘しています。

2021年5月10日追記
〇このエントリーにアクセスが集まっています。
　西城秀樹さんが亡くなられたのは2018年〈平成30年〉5月16日。
　まもなく3年ですね。それが理由でしょうか。

2021年4月に次のような本が出されています。



〇追記　2023年1月16日
　アクセスが集まっています。
　理由は不明です。テレビで昭和の歌とか、
　秀樹さんが特集されたのでしょうか。