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息子さんが連れてきた女性に、隠れてダメだしをした知人男性。

知人宅。

20代後半の息子さんが、先日、
初めて家につきあっている女性を
連れてきたのだそう。

奧さんが腕をふるって用意した夕食を
4人で召しあがったとのこと。

知人男性はその女性と会うのは初めて。
というか、息子さんが女性とつきあって
いるのも、初めて知ったとのこと。
これとは逆に、奧さんは、
息子さんから話を聞いていて、
初めて顔をあわすものの、
名前、職業、簡単なプロフィール、
もちろん顔写真も見たことがあり、
どんな女性が知っていたのです。

結局、この日の会食の趣旨は、
来春にも結婚したいのでよろしく
との挨拶というか、報告であったと。

奧さんは、息子さんの味方で、
この女性を気に入っており、
来春と言わず、年内にも結婚してほしいと。

知人男性は、この女性と食事をし、
その後、お酒を飲みながら、話をして、
本人の前では言えなかったものの、
どうしても受け入れられないことがあったと。

息子さんが女性を送っている間、
奧さんと二人になった時に、
自分の娘さんに対する評価を告げたと言います。

「言葉づかい、食べ方が気に入らない」。

「具体的に、どこが気に入らないの」

「沖縄に旅行した時のスマホの写真を見て、
『ここはやばかった』なんて言ってただろ。
あれはダメだ」

「『やばい』はもう若い人は普通に使ってますよ」

「いやいや。若い人たちの間はともかく、目上の
人がいる時は、『やばい』はやっぱり『やばい』だろ」。

「あと、食事だけど、前菜のパテ。初め1つとって、
食べ終わって、2つめを取った。それはいい。その
2つめをちょっとだけど、残したろ」

「ほんのちょっとだけどね」

「残すと思うなら、2つめは取るなと思うね。
ワインもそうだ。白ワインも2杯目を残し、
赤ワインも残した」

「あれは、〇〇(息子)が注ぎすぎたから……」

「それでも、少なめにとか言えるだろ」

「あなたがここまで細かいとは思わなかった。
まあ言われれば、気にはなるけど。あなたが
つきあう訳じゃないんだから、〇〇が気に入って
いるならいいんじゃないの。逆にあなたこそ、
△△(相手の女性)さんに嫌われたかもよ」

知人男性は、自分が息子さんのお嫁さん候補に
ここまで厳しい評価をするとは、思っても
見なかったことで、我ながら驚いたと言います。

彼の意見は取り入れられず、奧さんの意向が
反映され、息子さんとその女性の結婚はGO
となり、式の準備に動き出しているとのことです。

「俺、何も口出ししないからな」

「そうね、それがいいわね」

知人は、年をとって偏屈に
なっているのではと自己分析。
自分に、余り関わらない事に関しては、
なるべく放っておこうと気持ちを
切り替えたそうです。

個人的には、知人男性は年を
とって偏屈になっているわけでは
ないと思うのですが。

知人はともかく、何にでも注文を
つけたがる小言幸兵衛にならないように
気をつけないと。





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