30数年ぶりに昔の仕事場を訪ねたら、すべてが記憶より遠かった。
小さい時に住んでいた場所を、
大人になってから訪れると、
すべてのモノが記憶より、小さかったり、
狭かったりすることがよくあります。
「家の前の道はこんなに小さかったっけ」。
「家から学校まではこんなに近かったっけ」。
あなたはこんな経験がありませんか。
2018年11月18日、アマトリチャーナデイの催しが、東京都世田谷区の南烏山6丁目でありました。
最寄り駅は京王線千歳烏山駅。西口から歩いて
5分ほどのところが会場でした。
実はこの千歳烏山は、30数年前、
10年近く、仕事場を構えた所です。
催しに参加し、食事をした後、
その仕事場（2箇所）が今、
どうなっているのか見に行くことにしました。
グーグルのストリートビューで
見たことは何度もありますが、
記録を調べたら、再訪するのは初めてです。
駅南口のすぐ近くにあった菓心たちばな。
http://www.tokachi-tachibana.co.jp/kashintachibana/
閉店して、移転していました。（北口側に本店。
旧本店から2分ほどの所に、南口店。なおこの本店移転は、
京王電鉄が進める連続立体交差事業およびこれに関連する
街路事業及び世田谷区が施工を予定する「道路拡幅事業
（東京都市計画道路事業区画街路世田谷区画
街路第 14 号線）」のため。なお京王電鉄の事業のため
線路沿いの建物は立ち退いていた）
お隣のスーパー、シミズヤは同じく営業中。
その先を左折し、先に進み、次の角を左折。
仕事中によく通った銭湯の松の湯は閉鎖。
お隣のコインランドリーはまだ営業していました。
建物は変わらず。
そこから元の道に戻り、先に進んだのですが、
両側の建物がかなり新しくなっています。
また昔、建物が建っていたところが、
公園になっています。
そろおろ最初の仕事場への
曲がり角かと思ったのですが、
違っていました。
さらに少し歩いて左折。
お隣のアパートは昔のまま。
自分の仕事場だった建物は、
コンクリートのビルに建て替え
られていました。
目の前には、以前にはなかった
食パン専門店が開業していて、
営業中でした。
（記念に食パンを一斤購入）
そこから少し線路の方に歩いたのですが、
建物がのきなみ変わっていて、昔の面影が
ほとんどありません。
線路際まで進んで、次の仕事場へと足を伸ばしました。
すぐ近くだったので、引っ越しは、業者に頼まず、
自分と後輩に頼んだのでした。
ところが、そのマンションが出てこない。
思っていた場所にないのです。
しょうがないので、Googleで大まかな住所と
マンション名を入力。
そうしたら、グーグルマップが示してくれた
マンションの所在地は、そこからさらに先で、
絶対違うと考えていた、寺や烏山神社の
向こう側でした。
烏山神社は昔の通りでしたが、
お寺は建物などが新しくなっていました。
お寺を超えて、線路方向に。
そうしたら、まさに昔の
仕事場にしていたマンションが。
しかし建物の周囲が
白い布のようなモノで
覆われています。
再塗装か修繕でしょうか。
線路側のお隣が、レストランで、
その前が駐車場で、かつての
仕事場のドアが見られるので、
そちらに回ると、レストランは閉店。
建物は閉鎖されていました。
また裏側も、白い布で覆われており、
ドアは見られませんでした。
そこで少し戻り、左折しマンション入り口へ。
少し入った所に張り紙が。
この10月（？）で管理会社と所有者が
変わった旨の内容が記されていました。
30年ほど前は、1階に大家さん一家が
住んでいて、そこのお祖母さんに、
たびたび、もらい物を差し上げていました。
（一人なので、親戚、取引先からミカンや
リンゴなど生ものが届くと食べきれないので、
お裾分けしていた）
その時にもうかなりのご年配だったので、
それから30年ほどですから、
もうお亡くなりになり、ご遺族が
マンションを処分していても
おかしくはありません。
今確認したら、そのマンションは
1990年3月に建てられているようです
（住宅情報サイトでは、築29年とあるが、
築28年では）。
自分が仕事場として入居した時は、
たしかにぴかぴかの真っ白で、
きれいな建物でした。
（新築で入ったのではないと記憶しているが）
マンションの前に立ったとき思い出したのは、
そこから引っ越した時の朝の様子。
今度は、用賀に引っ越したので、業者を頼んだのですが、
その業者のトラックに荷物が乗り切れず、あせったこと。
また当時でもう20年近く使っていたヤマハのアンプなどを
置いていくことになり、大家さんに処分を頼んだこと、
などなどが思い出されました。（処分費用はしっかり
とられましたが）
それにしても、このマンション、千歳烏山駅、
芦花公園駅からすぐ近くだった
と記憶していたのですが、不動産屋情報で、
それぞれ徒歩7分、徒歩5分と結構あります。
昔は、まだ若くて歩くスピードも速かったので、
近く感じていたのかなと思ったことです。
その後、建て直された団地の中を通り、
芦花公園駅まで。
途中、以前よく買い物をしていたサミットへ。
さすがに昔のサミットではなく、新しく、
また大きさも広くなっていました。
もう一つのクイーンズ伊勢丹芦花公園店は閉店。
世田谷文学館が新たに出来ていました。
（1995年開館）
https://www.setabun.or.jp/
芦花公園駅に戻ると、これまた変化。
昔は路面駅だったのですが、
京王線が進めている改造で、
高架駅に変身していました。
今回は、場所だけで、当時、お世話になっていた人、
他の飲食店、銭湯（松の湯のほかに増穂湯）、
公園などに立ち寄っていませんので、そこは
少し残念でしたが、時の流れと自分の記憶の
不確かさを確認した小さな旅
（センチメンタル・ジャーニー）となりました。
大人になってから訪れると、
すべてのモノが記憶より、小さかったり、
狭かったりすることがよくあります。
「家の前の道はこんなに小さかったっけ」。
「家から学校まではこんなに近かったっけ」。
あなたはこんな経験がありませんか。
2018年11月18日、アマトリチャーナデイの催しが、東京都世田谷区の南烏山6丁目でありました。
最寄り駅は京王線千歳烏山駅。西口から歩いて
5分ほどのところが会場でした。
実はこの千歳烏山は、30数年前、
10年近く、仕事場を構えた所です。
催しに参加し、食事をした後、
その仕事場（2箇所）が今、
どうなっているのか見に行くことにしました。
グーグルのストリートビューで
見たことは何度もありますが、
記録を調べたら、再訪するのは初めてです。
駅南口のすぐ近くにあった菓心たちばな。
http://www.tokachi-tachibana.co.jp/kashintachibana/
閉店して、移転していました。（北口側に本店。
旧本店から2分ほどの所に、南口店。なおこの本店移転は、
京王電鉄が進める連続立体交差事業およびこれに関連する
街路事業及び世田谷区が施工を予定する「道路拡幅事業
（東京都市計画道路事業区画街路世田谷区画
街路第 14 号線）」のため。なお京王電鉄の事業のため
線路沿いの建物は立ち退いていた）
お隣のスーパー、シミズヤは同じく営業中。
その先を左折し、先に進み、次の角を左折。
仕事中によく通った銭湯の松の湯は閉鎖。
お隣のコインランドリーはまだ営業していました。
建物は変わらず。
そこから元の道に戻り、先に進んだのですが、
両側の建物がかなり新しくなっています。
また昔、建物が建っていたところが、
公園になっています。
そろおろ最初の仕事場への
曲がり角かと思ったのですが、
違っていました。
さらに少し歩いて左折。
お隣のアパートは昔のまま。
自分の仕事場だった建物は、
コンクリートのビルに建て替え
られていました。
目の前には、以前にはなかった
食パン専門店が開業していて、
営業中でした。
（記念に食パンを一斤購入）
そこから少し線路の方に歩いたのですが、
建物がのきなみ変わっていて、昔の面影が
ほとんどありません。
線路際まで進んで、次の仕事場へと足を伸ばしました。
すぐ近くだったので、引っ越しは、業者に頼まず、
自分と後輩に頼んだのでした。
ところが、そのマンションが出てこない。
思っていた場所にないのです。
しょうがないので、Googleで大まかな住所と
マンション名を入力。
そうしたら、グーグルマップが示してくれた
マンションの所在地は、そこからさらに先で、
絶対違うと考えていた、寺や烏山神社の
向こう側でした。
烏山神社は昔の通りでしたが、
お寺は建物などが新しくなっていました。
お寺を超えて、線路方向に。
そうしたら、まさに昔の
仕事場にしていたマンションが。
しかし建物の周囲が
白い布のようなモノで
覆われています。
再塗装か修繕でしょうか。
線路側のお隣が、レストランで、
その前が駐車場で、かつての
仕事場のドアが見られるので、
そちらに回ると、レストランは閉店。
建物は閉鎖されていました。
また裏側も、白い布で覆われており、
ドアは見られませんでした。
そこで少し戻り、左折しマンション入り口へ。
少し入った所に張り紙が。
この10月（？）で管理会社と所有者が
変わった旨の内容が記されていました。
30年ほど前は、1階に大家さん一家が
住んでいて、そこのお祖母さんに、
たびたび、もらい物を差し上げていました。
（一人なので、親戚、取引先からミカンや
リンゴなど生ものが届くと食べきれないので、
お裾分けしていた）
その時にもうかなりのご年配だったので、
それから30年ほどですから、
もうお亡くなりになり、ご遺族が
マンションを処分していても
おかしくはありません。
今確認したら、そのマンションは
1990年3月に建てられているようです
（住宅情報サイトでは、築29年とあるが、
築28年では）。
自分が仕事場として入居した時は、
たしかにぴかぴかの真っ白で、
きれいな建物でした。
（新築で入ったのではないと記憶しているが）
マンションの前に立ったとき思い出したのは、
そこから引っ越した時の朝の様子。
今度は、用賀に引っ越したので、業者を頼んだのですが、
その業者のトラックに荷物が乗り切れず、あせったこと。
また当時でもう20年近く使っていたヤマハのアンプなどを
置いていくことになり、大家さんに処分を頼んだこと、
などなどが思い出されました。（処分費用はしっかり
とられましたが）
それにしても、このマンション、千歳烏山駅、
芦花公園駅からすぐ近くだった
と記憶していたのですが、不動産屋情報で、
それぞれ徒歩7分、徒歩5分と結構あります。
昔は、まだ若くて歩くスピードも速かったので、
近く感じていたのかなと思ったことです。
その後、建て直された団地の中を通り、
芦花公園駅まで。
途中、以前よく買い物をしていたサミットへ。
さすがに昔のサミットではなく、新しく、
また大きさも広くなっていました。
もう一つのクイーンズ伊勢丹芦花公園店は閉店。
世田谷文学館が新たに出来ていました。
（1995年開館）
https://www.setabun.or.jp/
芦花公園駅に戻ると、これまた変化。
昔は路面駅だったのですが、
京王線が進めている改造で、
高架駅に変身していました。
今回は、場所だけで、当時、お世話になっていた人、
他の飲食店、銭湯（松の湯のほかに増穂湯）、
公園などに立ち寄っていませんので、そこは
少し残念でしたが、時の流れと自分の記憶の
不確かさを確認した小さな旅
（センチメンタル・ジャーニー）となりました。
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