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空き家となった実家の維持費用。年間20万円以上。処分に踏み切れないという知人。

もう少し前になってしまいましたが、
2018年11月30日に、TBS系で放送された
「爆報!THEフライデー」。
https://www.tbs.co.jp/bakuhou/

元五輪選手ヨーコ・ゼッターランドさんの
千葉県印旛郡にあるご実家と叔父さんの家、
2軒の空き家問題がテーマでした。

ヨーコさんは、東京に住んでいるため、
実家、叔父さんの家を維持管理するのに、
東京と日本を往復する交通費、時間、さらに
電気ガス水道などの費用、固定資産税などの税金など、
かなりお金がかかると訴えていました。
(年間15万円ほど)

その2軒の空き家を活用する方法として、
ここ最近、話題となっている民泊に
活用すればどれくらいの収益を得られるか
専門家が査定。

ヨーコさんは元オリンピック選手で、
実家、叔父さんの家が成田に近い場所にあるため、
東京オリンピックの宿泊需要が見込めると。

専門家はオリンピック期間中なら1泊100万円でも、
そうでない時期でも月30万円と予測していました。

なるほど空き家を民泊に利用する
という方法があるんですね。

しかし実際に行うとなると、リフォームしたり、
管理をゆだねるなど、お金や手間はかかりそうです。

この番組で1年程前、タレントの松本明子さんの
香川県高松市にあるご実家について
報じられていました。

ご両親が2000万円で建てた木造一軒家。
「守ってくれ」との遺言により、
25年間維持し続けた費用が1800万円ほど。
(築45年5DK、リフォーム費用620万円含む)

売却を決意したところ査定額が200万円。

そこで「空き家バンク」に、
売却希望額680万円からと登録。

結局、640万円で売却することに
成功していました。

自分の身の回りでも親が亡くなった後、
実家をどうするか悩んでいる
という話をよく聞きます。

ある友達の場合は、お父さんが亡くなった後、
お母さんが一人暮らしを続けていたのですが、
暮らすのに大変となり、サービス付き高齢者住宅に転居。

このため実家を売却することに。
首都圏にあったため、
売却は問題なかったようです。

別の知人の場合は、西日本のある地方都市。
松本さんと同じく、車1台分ほどの査定額に
びっくりしたものの、結局、維持する方が
費用がかかるため、手放したとのこと。
(不動産業者に売却)

さらに西日本の県庁所在地に
実家がある別の知人は、値がつかず、
頭を抱えたそう。

その維持費用は、年間およそ20万円ほど。
売るとなると安いのですが、固定資産税などの
評価額はそんなに下がらないため、税金がかなり
高いと感じたとのこと。
(庭木の手入れ、見回りなど業者に管理を委託
したため、その費用。火災保険料もかかる。
空き家の方が居住している住宅より保険料が高いそう)

まさに負動産となった訳です。

なおこうした費用を払いたくないとして
放置し、危険となる空き家が増えているため、
それを防ごうと「空家等対策特別措置法」が
制定されました。

危険となるおそれのあるような空き家の場合、
固定資産税、都市計画税が高くなるペナルティーが
課せられるようになっているとのこと。

住まない空き家を維持するのは、
これからますます大変になっているんですね。

岐阜、東京の従兄弟たち。

まだ実家を維持していますが、
あと10年もしない内に、
どうするか決断を迫られそうです。

〇従兄弟の一人は週末などに帰省。
 2軒ある実家の一つを自治体に登録。
 民宿として貸し出している。
 (運営はNPOなので、従兄弟は賃料を
 受け取るだけ)
 畑も一部、農業法人に貸し出し。
 これはうまくいった例でしょうね。







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