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会ったことがないお祖父さんからのプレゼント。

古い金庫を開けるというテレビ番組があります。

何度か見たことがあります。
大抵は、昔の書類、今では無効な証券類で、
実際に金銭的価値があるものは、余り
出てきませんね。

知り合いのお話。

それは厳密に言えば、
金庫ではなく、箪笥というか物入れの
隠しだなの話。

貴重品を泥棒などから守るため、
知らない人には、あることが、
ちょっとわからない隠し引き出しが
仕掛けられていることがあります。

知人のお宅では、3~4代前から代々、
使われていた古い箪笥兼物入れが。

地震、戦争を無事生き抜いてきた、
家族にとっては大切な品物。

家のリフォームをするために、
部屋の中の家具類をすべて、
一時、トランクルームに移動。

リフォームが出来たら、その中の
一部を戻すことにしたそうです。

もちろんこの箪笥は戻す家具。

トランクルームから戻すとき、
知人、息子さんなどで家具を
借りた軽トラに積み込む、
家の中に運び込みました。

そのとき、中に何も入っていないのに、
なんだか、ガタガタ音がする。

部屋の中に設置。
色々調べたけれど、わからない。

その日は、他にも家具を入れたり、
片付けがあったので、放置。

箪笥は桐箪笥だったので、
知り合いから桐箪笥屋さんを
紹介してもらい、いきさつを
話したのだとか。

そうしたら、お店の人は、昔から
桐箪笥などには、盗難予防のため、
隠し箱、忍び錠などのからくりがあり、
すぐには貴重品の隠し場所がわからない
ようになっていると。

電話でくわしく、箪笥の形状を伝えたところ、
ある引き出しの奥というか、底に隠し箱がありそうと。

試したらまさにその場所の板が外れ、
箱形の引き出しが出てきたと。

中をあけたら、立派なケースに入った腕時計が。
スイス製の品物だったそうです。

そこには手書きのメモが。

知人のお祖父さんによるもので、
時計はお祖父さんがお父さん、
すなわちひいお祖父さんから
受け継いだものだったそう。

そして、子どもが結婚したら渡すように
と書かれてあったとのこと。

知人のお父さんは、全くそのことを
聞いたこともないと覚えておらず。
さらに叔父さん、叔母さんも知らなかったとのこと。

さらに捜索範囲を広げ、お祖父さんの一番下の妹、
大叔母さんに、話を聞いた所、彼女だけが、
隠し所は知らなかったものの、
お父さんから時計の話を聞いたことがあると、
教えてくれたそうです。

いやー、こんなことってあるんですね。

というわけで、曾祖父、祖父まで
伝わった腕時計が、今、孫である知人の元へ。

動いてないらしいのですが、
今後、腕時計の修理業者などに、
持ち込み、オーバーホールをして、
動くようにしたいと。

動くといいですね。






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