中華製バッテリーには要注意。突然死、発熱、発火。

2021年5月28日の読売新聞夕刊に、
全国の消費者生活センターに寄せられた
ネット通販の相談事例をもとにした記事が
掲載されていました。

ネット通販で、購入商品を巡るトラブルが
いろいろと発生しているが、連絡先がわからなかったり、
問い合わせても、途中で連絡が途絶えたり……などで、
購入者が頭を悩ませていると。

その一例としてあげられていたのが、

34歳の埼玉県在住の会社員の男性が、
ネット通販大手のサイトで、
中国製モバイルバッテリーを購入したトラブル。

そこから出火し、自宅の賃貸マンションが
半焼し、およそ1000万円の損害を受けた。

保険でカバーできたのは半分だけ。
出品元の中国企業には、問い合わせフォームを
通じて交渉したが、返信が途絶えてしまったそう。

しかしこの男性は中国で弁護士を雇うなどして、
中国の企業と交渉。
およそ180万円の見舞金を受け取ったものの、
弁護士報酬などを差し引くと、手元に残ったお金は
ほぼゼロだったそうです。

さらにこの男性は、サイト運営会社を相手に
訴訟を起こして、係争中とのこと。

いやー、自分もそんなに被害は受けていませんが、
中国製のバッテリーでは、色々と苦労させられています。

以前、このブログにも顛末を書いたのが、
口の中にはめて使う特殊な電動歯ブラシ。

充電池が内蔵されていて、それをUSBケーブルで
充電するのですけれど、数回使った後に
充電しようとしたら、全く充電できなくなりました。

すぐに販売元の中国企業に連絡。
そうしたら、その電動歯ブラシの充電の様子を
動画（画像）で送って欲しいと連絡があったので、
YouTubeで送ろうとしたら、なんと中国では、
YouTubeを見ることが出来ないので、NG 。

メールではファイルサイズが大きすぎて添付で遅れず、
またファイル交換サービスも中国では見られないので、
結局、送ることはできませんでした。

いや、送る方法はあったかもしれませんが、そのトラブル対応に
要する体力、労力、時間を考えると、電動歯ブラシの価格を
はるかに上回ってしまうので、もうクレームを付けるのを
あきらめたのです。

その電動歯ブラシは家族が買ってプレゼントしてくれたもので、
自分が直接買った物ではないのですけれど、それより前、
別の中国企業が販売しているモバイルバッテリーを
ある大手販売サイトで買い求めたことがありました。

それは、充電したら、充電器、充電ケーブル、
さらにバッテリー本体が、信じられないくらい
熱くなってしまう代物でした。

バッテリーを置いた木製の棚も熱くなり、
うっすらと焦げ目がつく感じだったので、
すぐに使用を中止。

返品しようと連絡をしたのですが、なしのつぶてでした。
（当時、大手販売サイトは、トラブルは当事者間で解決しろ
とのスタンスで、介入しないというスタンスだった。今は知らないが……）

同容量の他のモバイルバッテリーより、小さくて、
安かったし、サイトの購入者の感想、レビューも
かなり良かったので、これを選んだのですが、
どうもサクラの書き込みが多数混じっていたようです。
もしくは、自分は外れをひいてしまったようです。

いやー、うまくいかないものですね。

ほかにも、単３型充電池、スティック型掃除機、
ガラケーの充電池など、かなりのバッテリーを
ネットで購入してきました。

そうしたものの多くは、中国製です。

但し、販売元が日本にある日本企業の場合は、
クレームをつけると、ちゃんと返金してくれたり、
同等品を送ってくれたりするので、もしトラブルに
なっても、大きな被害は受けていません。

そうした経験から、以降は、製品が中国製でも、
販売元は日本にある会社から買うようにしています。

自分の場合は、仕事で使うと言うより、
自宅で個人的に使うものがほとんどなので、
ネットで購入しているのですが、
知合いのカメラマン、記者の方など
業務で使っている場合は、バッテリー関係は、
高くても実店舗で買い求めている人が多いですね。

まあバッテリーだけダメになるだけならまだしも、
大事なカメラやパソコンなどバッテリーを
さした本体がダメになったり、データがとんでは、
とんでもない損害を受けますからね。

安い製品との価格差は、保険のようなものなんでしょうね。

あなたもどうぞバッテリー関係では、
販売元にご注意くださいませ。

〇2022年4月4日、
　恥ずかしい変換ミスを気付く限り訂正。
　このエントリーの後、中国製のバッテリー関係では、
　大きな問題は起きていません。
　けれど、小さなボタン型電池を使ったライト付き
　ボールペンなどで、端子が焦げるトラブルが発生。
　一次電池、充電池を使うグッズはやはり
　気をつけた方が良さそうです。