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祝、ショパンコンクール2位反田さん、4位小林さん、ピアノマンションでの日日を思い出す。

第18回ショパン国際ピアノ・コンクールで、
反田恭平さんが2位、小林愛実さんが4位に
選ばれました。

同時に日本人2人が入賞とはすごいですね。

このお二人は小学校の頃からの知合いで、
ともに母校である桐朋女子高音楽科(共学)のための
音楽教室で練習を積み重ねた間柄とのこと。
(「桐朋学園大音楽学部付属子供のための音楽教室」)

この教室とお二人の母校を見て、
とても懐かしさを覚えました。

というのは、
今から30年以上前になりますが、
こちらの音大生がたくさん入居していた
マンションに自分も仕事場を持っていたからです。

働き始めたころ、自分の仕事場が
あったのは、京王線千歳烏山駅。

桐朋学園高校、大学は一駅お隣の
仙川駅が最寄りです。

何軒か転々としたのですが、
千歳烏山での最後の仕事場が、
音大生のためのマンションでした。

自分は音大生でも、また音楽家でも
なかったのですが、そこに入居したのは、
当然ながら楽器を演奏しても周囲に迷惑を
掛けないほど防音性に優れていたからです。

ただそのためか同じような立地、間取りの
物件に比べ、2~3割ほど家賃が高かったのを
覚えています。

その仕事場での生活は、近くに京王線が通っていて、
両隣、下が音大生でピアノなどを演奏しているにも
関わらず、とても静かで、大変満足でした。
(こちらも仕事中、ステレオで音楽を目一杯鳴らせる)

入居している音大生は、知る限り、
桐朋学園大学の方たちでした。

会えば挨拶する位でしたが、驚いたのは、
試験がある時に限らず、毎日毎日、数時間、
練習を続けているという生活ぶりでした。

音は漏れては来ないのですが、
なんとなく練習している気配を感じるのです。

大家さん一家も同じ建物に住んでいらしたのですが、
たまに挨拶した時にご近所さんの話を伺うことが
ありました。

大家さん曰く、音大生の方は、平日休日にかかわらず、
帰ってからでも1日8時間、ずっと練習していることもあり、
最低でも1日4時間は、ピアノや楽器に向かっている
と聞いたのことでした。

その4時間、8時間は、そのマンションにいる間の話で、
学校での授業、練習時間は含んでいないとか。

それだけの練習を重ねても、一流の演奏家になれるのは一握り。
ましてやショパンコンクールで入賞するのは、砂浜で
ダイヤモンドを見つけるくらい稀なことなんでしょうね。

このニュースとは関係なく、この夏、
このマンションのことを思い出し、
どうなっているのだろうと
インターネットで調べたことがあります。
(これまでの仕事場の現在をGoogleマップなどで調査)

自分が入居した時は、まだ築浅で、建って
すぐだったのですが、30年あまりを経てもまだ
しっかりと残っていて、アパート、マンション
などの不動産サイトを見るとしっかりと掲載されていました。

家賃は自分が入っていた頃と変わらないのには
驚いたのですが、今でも部屋には音大生が入り、
毎日数時間の練習をされているのでしょうね。

反田さん、小林さんのますますの活躍を祈ると共に、
自分と縁があった音大生マンションから、
素晴しい演奏家が巣立つことを祈って止みません。



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