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「1/169,911で約1,000万円当たる」と聞けば買いたくなるのに、悪いことだと自分は大丈夫と思う心理。

あなたは、「1/169,911で約1,000万円当たる」と
聞いた時、そのくじを買いますか。

実はこの数字、1口200円で好きな数字を
5つ選ぶだけで買えるミニロトのこと。

ミニロトの一等当選確率は169911分の1で、
これは0.000588543414 パーセントなんですね。

もう一度、記しますが、
0.000588543414パーセントと聞いて、
これが何か悪い時の確率としたら、
あなたはどう思われますか。

自分はそうした悪い目には遭わないと
思うのではないでしょうか。

同じ数字なのに、宝くじでは当たると思い、
逆に悪いことだと、そんなことは発生しない
と思ってしまうのはどんな心理なんでしょう。

風水害で避難勧告が出ても、
逃げ遅れてしまい被害に遭うという人がいます。

ニュースなどでも報じられますね。

逃げようと思ったけれど、結果的に逃げなかった。
これは、人間に性、心理だと(災害)心理学で説明されます。

「正常化の偏見」という心理なんだそう。

人間は、自分にとって都合の悪い情報は無視する
という特性があるんですね。

同じ情報でも都合の悪いことは過小評価。
しかし逆に都合のいいことは過大評価する。

上でいうと、ミニロトの一等があたる確率は、
自分が当たるような気がするけれど、
例えば、同じ確率で交通事故になると聞いても、
自分がその一人になるとは、考えないのですね。

いやー、自分に都合のいいことだけを
考えてしまうのが、人間なんですね。

災害の場合、こうして逃げない、
避難しないのですが、
心の中では矛盾、葛藤が生まれる。

そこで人はどう考えるか。
それは、逃げていない自分の正当化です。

これまでの災害でも大丈夫だった、
一度も被害を受けていないとか、
同じく、隣の家やご近所さんも逃げていないとか、
理由をつけて、逃げていない自分を正当化するんですね。

自分に甘く、他人には厳しいのが人間というもの。

こうして被害にあい、
失敗してしまうんでしょうね。

ミニロトについては、毎週、某所から
メールが送られてきます。
普段は、すぐに削除してしまうのですが、
見出しを見て、一瞬、当たりそうと思った自分でした。

自分の中にも、
「正常化の偏見」があると
確認できました。

それを出来るだけ解くようにしたいものです。

こうした偏見、またそれに基づく行動は
ほかにもいろいろあるんだろうなー。


言ってみたい!“大人な言葉”「正常化の偏見」――この言葉の意味、ご存じですか?10分で読めるシリーズ


「アンコンシャス・バイアス」マネジメント 最高のリーダーは自分を信じない



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