SSブログ

4月27日はソクラテスの悪妻にちなんで悪妻の日。ある友人夫妻と会食して。

4月27日は、古代ギリシャの哲学者ソクラテスの命日。
(紀元前399年、毒杯をあおって亡くなった)

その妻クサンティッペは、世界三大悪妻の1人
と言われているため「悪妻の日」なんだそうです。

中学生の頃、世界の様々な人物、出来事についての
エピソードを集めた文庫本(アンソロジー)があって、
それを愛読していました。(手元にはないが倉庫にあるはず)

世界史上の偉人のエピソードが、

コンパクトに紹介されていて、どこからでも、
手軽に短時間で読めるので、寝る前の読書にぴったり。
毎晩、いくつか読んでは眠りに落ちていたのです。

数多くとりあげられていた中で、
強烈に印象に残っているのが、
ソクラテスとナポレオンの妻ジョセフィーヌについて。

ソクラテスは、世界四大聖人とも言われている
偉大な人物で、生きている間も多くので弟子がいた
立派な人物ですが、妻クサンティッペにとっては、
ただのだらしない夫だったみたいで、夫を激しく罵り、
頭から水をかけるなどしていたようです。

中学生の自分がなぜそのエピソードに
ひかれたのか、いまとなてはわかりませんが、
「偉い人でも奥さんには苦労したんだなー」
というのが、面白かったのかもしれません。。

こんなことを思い出したのが、
先日、数年ぶりにある友人夫妻と会食をしたから。

自分は、最初は奥さんの友人。
旦那さんとは結婚後、知り合って、
現在ではどちらとも友人になりました。

で夫は、奥さんよりかなり年上。
ある企業で重役になり、子会社では
社長もつとめた偉い人。
なんですが、奥さんは、
旦那さんが、会食で話をしている最中、
「話が長い。何を話しているのかわからない」とか、
「テレワークでずっと家にいて、うっとうしい。
毎日でも外に出て働きなさい」なんて、目の前で放言。

まあ長年、どちらとも知っている仲なので、
その安心感から、自分に愚痴をこぼしたのかもしれませんが。

奥さんがトイレに立った時に、
そっと「いやー、厳しいですねー」と返すと、
「まあ、もう慣れっこだから」と、小声で
僕に笑いながら、答えてくれたのですが、
目は笑っていませんでした。

夫婦の機微は、他人には、わかりません。

案外、奥さんの悪口を受けることで、
夫婦関係がうまく行っているのかもしれませんね。

嵐山 光三郎さんが描く
様々な文人(文豪)たちの悪妻物語。

文人悪妻(新潮文庫)


◯世界三大悪妻
 ソクラテスの妻クサンティッペ、
 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの妻コンスタンツェ、
 レフ・トルストイの妻のソフィア・アンドレエヴナ。
 なおナポレオンの妻ジョセフィーヌが入る場合もあるよう。
 (浮気性、浪費癖。しかし彼女と結婚してナポレオンは
 出世をしているので、悪女ではないとの説もある)

 映画「アマデウス」の中では、妻コンスタンツェは、
 それほど悪妻として描かれていませんでしたね。
 むしろサリエリに夫の作品を売り込みに行ったりして、
 献身的でした。


アマデウス ディレクターズカット [Blu-ray]


◯日本三代悪女(悪妻)
 現在、放送中の「鎌倉殿の13人」で小池栄子さん演じる尼将軍・北条政子、
 そして室町時代後期、将軍・足利義政の正室・日野富子、
 豊臣家を滅亡に導いた淀殿。


日本男子なら知っておきたい 悪妻の日本史 (じっぴコンパクト新書)


◯悪女学研究所



nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。