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お盆。実家の始末、お墓の改葬(引っ越し)。

お盆。
帰省された方も多いと思います。

以前、長崎が故郷の同僚(女性)のことを書きました。
もう結構、前になりますが、その同僚の
ご両親が相次いで亡くなりました。

長崎の実家は無人に。
しばらくは、3カ月すなわち季節ごとに、帰って、実家の掃除、
遺品の整理をしていました。

けれど、台風、地震などの災害、
また盗難、放火の危険など、
心配の種は尽きません。

そこで仕方なく、実家を処分することにしました。

土地と家。
しかし上の家は、築年数が古く、資産価値はほぼゼロ。
というか、上に古い家があることによって、
買い手がなかなかみつからなかったそうです。

その前に、家の中の家具、電気製品、
衣服などを仕分けし、不要なものを
処分するのも一苦労だったよう。

今では、以前このブログでもご紹介した、
遺品整理のプロもいますが、
その頃は、まだそうした商売も知られておらず、
また知り合いは大切なものは、自分で整理したかったよう。

こうして家財道具を整理し、土地、家も処分。
これで安心と思ったら、残っていたのが、お墓。

先祖代々のお墓が地元に。
近くに親戚もおらず、
誰も墓守がいなくなってしまっていたのです。

そこで、墓の引っ越し、改葬をすることに。

遺骨は許可なく移動できないので、その許可が必要。
その前に、移るべき墓の確保をしないといけません。
今いる東京やその近くで墓探し。

これがなかなかに大変だったようです。

ようやく墓を見つけ、使用許可証などをもらい、
それを手に、墓の管理者、市町村(長崎市)に
改葬許可書をもらいと、手続だけでも一苦労。

お墓から遺骨を取り出す時は、お坊さんに頼み、
閉眼供養、遺骨の取り出し。
さらに業者に頼み更地にしてもらう費用なども。

新しい墓地には、当然のことながら、
新しく墓を作り、永代使用料を支払わねばなりません。

手続をすませ、新しい墓で、
やはりお坊さんに開眼供養をしてもらい、納骨。

手間、時間、そしてお金もかなりかかったようです。
(昔は、娘さんは、実家の墓を継げないということも
あったようですが、今は、女性でもよいとのこと)

こうして墓参りは楽になったのですが、お墓は自分の家のもの。
さらに同僚は、夫となる相手の家の墓も守らなければならないとのこと。
こうした家庭、増えていますよね。

お二人のお子さんは二人。
なので、一人が一つずつ受け持てるのですけれど、
自分たちの苦労を思い、お子さんには、
苦労をかけたくないと、お墓をどうするか思案中だそう。

今まで樹木葬、散骨などほとんど関心がなかったそうですが、
これからは、本気でそうした方法も考えているとのこと。

少子化時代。
お墓の改葬、また墓の維持の問題が、
これからますます大きな問題となりそうです。


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