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YKKがブラジルにコーヒー農園。会社の理念「善の巡環」を基に作った食堂教室、小学校。

わが家から歩いて行ける
墨田区の両国に「カフェ・ボンフィーノ本店」
という店があります。
https://www.ykk.co.jp/japanese/corporate/b_company/bonfino_shop.html
(ついでに言えば、わが社の隣駅の秋葉原に、秋葉原店もあります)

この店については、2016年に
オープンした時にブログでご紹介しました。

今回、また書こうと思ったのは、
2019年12月23日の東京新聞夕刊に、
《ブラジルとの絆 コーヒーでつなぐ YKKが農園》
《都にのカフェで自家焙煎》との記事が出ていたから。

なかでも、YKKの理念である
「善の巡環」に心打たれたからです。
YKKは、言わずと知れたファスナーの世界最大手。
世界各国に進出しています。

1972年にブラジルに進出しました。

創業者の故吉田忠雄氏が、ブラジル国内の利益の再投資と
地域貢献のため、1984年に農園を購入。

そこでコーヒー栽培を始めたのが、
現YKK APの山羊繁和専門役員。

農学部を卒業していたものの、
コーヒー栽培の経験は全くなし。

北部のポンフィノポリス市の農場には、
電気も電話も住む家もなかったそう。

知識がなかったため、大学の教授に
教えを請い、大豆を植え、牛を飼って、
土壌改良から始めたそう。

それからようやく苗を植えたのですが、
そのカズ4年間で100万本。

いや、すごいですね。
計算すると東京から広島までコーヒー並木を
作るのに相当するとか。

農場で働く現地の人やその子どもの多くは、
読み書きが出来ないため、八木さんは、
食堂に黒板を置いて、子どもたちに少しずつ
読み書きを教え始めたとのこと。

これらは、すべて、創業者吉田さんの
経営哲学「善の巡環」、
「他人の利益を計らなければ自らも栄えない」に
基づいたもの。

その評判を聞いた試聴、警察署長は、
ストリートチルドレンにも教えて欲しいと依頼。
それを受け入れ、89年いは半寮制の小学校も開設したとのこと。

子どもたちは勉強しながr、
農場ではあらいて、アルバイト料を進学費に
あてたんですね。

その農園のコーヒー豆が日本に輸入され、
上に書いたカフェで自家焙煎され、
多くの人に飲まれているという訳です。

経営理念
https://www.ykk.co.jp/japanese/philosophy/index.html
「善の巡環」
《事業活動の中で発明や創意工夫をこらし、常に新しい価値を
創造することによって、事業の発展を図り、それがお得意様、
お取引先の繁栄につながり社会貢献できるという考え方です。》

吉田さんが書かれた一冊。2017年発刊。




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