クリスマスイブを結婚記念日にしようと結婚届を出した知人のその後。

2019年12月24日、クリスマスイブですね。

このクリスマスイブで個人的に思い出すことが。

それは、知人男性の話。

先輩からさんざん結婚記念日は、
忘れない日にした方がいいと言われ、
その日は一年の内、いつかと考えていたそう。

第一候補は、結婚相手の誕生日。
しかし、これは相手にお祝いが
重なるから却下。

自分の誕生日はもちろんダメ。

国民の祝日重なりも考えたのですが、
それも面白くないと別の日を探すことに。

バレンタインデー、ホワイトデー、
さらには、11月11日（ポッキーの日など
一年で一番記念日が多い日らしい）などが候補に。

最終的に決まったのは、クリスマスイブ。
クリスマスのプレゼント、お祝いと、
結婚記念日のお祝いが重なると相手女性は、
渋ったのですが、なんとか押し切ったそう。

で2000年12月22日の金曜日。
当時、自分はその人とおなじ職場でした。
その職場の机に座って仕事を
していた時、知人が結婚届をもってやってきて、
証人になってくれと。

知らなかったのですが、結婚届には2人の
証人の署名捺印が必要なんですね。

なんで自分が証人なんだと思いましたが、
責任は負わないとのことなので、渋々
認め、署名。

自分は、経費の受け取りの時などに押す、
認め印をその頃はいつも持っていたので、
それで押印。

もう一人の証人はその職場の同僚でした。

この2000年はどんな年だったか。
記憶があいまいなので、ネットで
資料を見ながら、思い出して書いています。

1999年から2000年の年越しは、
ミレニアムなんて騒いていました。

個人的には、年越しの日、銀座4丁目の
交差点で歌舞伎俳優の催しがあり、
それを見に行ったのを覚えています。

4月に小渕さんから
森喜朗さんに総理大臣が変わりました。

9月のシドニー五輪では、
高橋尚子選手が、女子マラソンで金メダル。
10月には、筑波大学名誉教授の白川英樹さんが、
ノーベル化学賞を受賞。
巨人軍が長嶋監督のもと、日本一に。

12月にはBSデジタル放送が開局、
大江戸線も全線が開通しました。

うーん、今一つ、ピンとこない。

おお、サザンが「TSUNAMI」を出した年か。

そんな年のクリスマスイブ。
迎えた2000年12月24日。
平成12年。東京は晴れでした。
しかし日曜日。

知人カップルは、当時住んでいた区の区役所に
日曜日にもかかわらず、結婚届を提出。
係の人が受け取ってくれ無事受理された
とのちほど報告を受けました。

しかしその後、カップルはなんと1回目の結婚記念日を
迎えることなく、お互い別々の道をゆくことに。

知人男性の方はその後、付き合いがないのですが、
女性の方は、その後、別の男性と結婚。すぐに
お子さんができ、今でも幸せに暮らしています。

結婚記念日は、クリスマスイブではなく、
記念日、誕生日でもない日だそう。

考えてみれば、クリスマスイブにすれば、
結婚記念日を忘れないと考える時点で、
その結婚はダメだったのかもしれませんね。

二人にとっての記念日を覚えておけないくらい
の価値しかもたないと考えているわけですから。

クリスマスイブにまつわる思い出でした。

誰のもとにも、幸せが訪れますように。

後、クリスマスイブと言えば、
星新一のショートショートですね。

クリスマスイブの出来事

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星新一/和田誠（イラストレーター） 理論社 2003年11月