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親戚のお孫さん。踏み餅のお祝い。選び取り。

「踏み餅」。

あなたは、この言葉を聞いたことがありますか。
自分はつい先日、教えてもらうまで知らず、
初めて聞きました。

教えてもらったのは、親戚から。

その親戚のでこの間、
「踏み餅」の祝いをしたんだそう。

これは、


文字通りお餅を踏むことですが、
満一歳のお祝いに行われるものです。

名前などを書いたお餅の上に、
草鞋をはいた1歳の赤ちゃんが乗ります。

踏まれる餅は一升餅といい、
一升のもち米を使ってついたお餅です。

赤ちゃんがこれから一生(一升)、
しっかりと大地に足をつけ、
歩んでいけるように願ったものだそう。

いやー、知らなかったなー。

わが家では、背中に大きな餅を背負う
「背負い餅」でしたね。

今は見ていませんが、昔のアルバムに
風呂敷に入った巨大な餅を背負った
自分の写真が収められています。

この背負い餅も踏み餅と同じく、
一生(=一升)食べ物に困らないようにとか、
一生、健康でしっかりあゆんでいけるように
との願いがあるようです。

親戚の家も「背負い餅」が一般的なのですが、
その赤ちゃんのお父さんが九州の出身で、
そちらでは、逆に「踏み餅」が当たり前なんだとか。

それでこちらを行ったとのこと。

日本は狭いようで広い。
一升餅でも違いがあるんですね。

ちなみにその踏み餅が行われている地域でも、
赤ちゃんが歩ける場合には、背負わせることもあるよう。
また「選び取り」という行事も行われるそう。

踏み餅とあわせて、こちらも実施したとのこと。

「選び取り」とは、「そろばん(電卓)
「辞書」「筆」「お金(財布)
「ハサミ」「箸」「鏡」「ボール」などを揃えて、
赤ちゃんにどれか一つを選ばせます。

何を選ぶ(つかむ)かで、
将来、どんな職業につくか、
何に恵まれるか(不自由しないか)
がわかるんだそう。

同じような風習。
「満一歳の誕生日のお祝いとして存在する」
と昔の取引先だった韓国の人に
聞いたことがありますね。
(トルチャビ? トルチャンチ?)

あ、最近だと、大きなブームとなっている
「愛の不時着」の第2話の冒頭に出てくるそうです。
(見ていないので、知りませんが……)

わが家や親戚では、この「選び取り」は
行ってきませんでした。

その赤ちゃんは、どんな物を選んだのか、
聞いていないのですが、それ以上に、
もし自分が赤ちゃんの時、これを行っていたら、
何を選んだかなー。


日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし― 増補新装版




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