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ご近所の個人商店、弥生三月で次々と閉鎖。

桜の開花宣言に誘われて、
買物ついでにご近所を散策。

中学校、小学校の桜、
ハクモクレンなどの花が
すでに咲いていました

コロナ禍に負けず、いつものように
花を咲かせてくれる木々を見ると、
心がやわらぎますね。

そんな中、変わったことも。
いくつかのなじみの店の前を通ると、
入り口に貼り紙が。

いずれも今月いっぱいで閉店
とのお知らせです。

飲食店が多いのですが、物販のお店も。

どれも個人で長年、この地域で
商売されてきたお店です。

数年前にも、閉店が多かった年がありました。
その時に顔なじみのご主人に
伺ったところによれば、閉店の第一の原因は、
年齢を重ね、無理が利かなくなったこと。(高齢化)

子どもの有無にかかわらず、
後継者がいないこと。(後継者不足)

多くの店は、1人かご夫婦で、
店舗と自宅兼用で、行なっていました。

わざわざ電車で来る常連さんもいた
サンドイッチ店などの場合、
毎日、朝早く起きて、仕入れをし、
仕込みをして、店をあけて接客、販売。

週に一度の休みをとるものの、
毎日、ずっと働きっぱなし。

それで手元に残るお金は、
2人が食べていけるお金は
あるので、不満はない。

しかし、その場所を誰かに貸して
得られる家賃が、自分で商売をして得る額よりも多い
と不動産屋さんから聞かされた時、
気持ちが萎えてしまったと。

ご近所の長年なじみの店がなくなってしまうことは
とても寂しいけれど、そこで働いていたご主人や
女将さんの生活のことを思うと、閉店をただ
嘆くことはできません。

お世話になった数多くのお店の
ご主人、女将さんには、
これまで長い間、どうもありがとうございますと
感謝の念がわいてくるとともに、
今後、ゆっくり骨休めしてくださいと
余計なお世話ですが、申し上げたいですね。

閉店した場所には、新たに
若い人が経営するお店も入り、
新陳代謝も進んでいます。

同じように見える桜も、年々、同じならず。

桜も町も、時と共に変化していく。
そんな思いを抱きながら、帰路につきました。

さまざまのこと思い出す桜かな 芭蕉
http://www.ict.ne.jp/~basho/works/spring/07.html



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