給食の皿うどんで児童、歯が欠ける。高齢になると危ない食べもの。

学校給食に出た皿うどんで、
児童（と教師）の永久歯が欠けたり、
乳歯が抜けたりしたそうです。

原因は、通常より長く蒸し麺をあげ、
水分が出て麺が固くなっていたと
報じられています。

皿うどんで歯が欠けるかー。

これを報じたニュースを見ていて、
思わず歯が恐怖で震えました。

自分は、小さい頃から
母親・祖母から
「歯性（はじょう）が悪い」
と言われ、歯が弱かったからです。

ちなみに「歯性（はじょう）」というのは、
おそらくわが家やその親戚だけで使われている
言葉と思ったら、関西方面を中心に使われているよう。

明治時代から使われるようになった言葉のようです。
（日本国語辞典には出ているよう。精選にはない）

歯の性質が悪い、弱いことで、虫歯になりやすく、
固いモノをかむと、歯が欠けたりしやすいこと
を指します。

実際、小さい頃から、
歯科医院にはよく通っていて、
生まれてからずっと診てもらっている
先生からは、手入れをしっかりすること、
固いモノなどを無理に食べないことなどを
口を酸っぱくなるくらい聞かされました。

友達の中には、歯が大きくて強い子がいて、
固いどんぐりなどの木の実を何事もないように、
ガリガリとかみ砕いたり。

遊び場所だった神社の隣の公園には、
売店があって、そこで名前を忘れたのですが、
ものすごーく固い飴がありました。

くじにあたると、二つや、
より大きな飴がもらえます。

自分は大きな飴があたっても、
歯（特に奥歯）がこわいので、
決してかみ砕くことなく、
ゆっくりゆっくりなめて小さくしていました。

一方、友達の多くは、すぐにガリガリとかんで、
一瞬で飲み込んで、食べていました。

ただその歯が固い同級生のうち、サッカーを
やっていた友達は、中学の時、部活の練習で、
ゴール前でキーパーともみあいになり、
ボールとゴールに前歯がぶつかり、歯が欠けて
しまいました。

こうしたスポーツで歯が欠けることは多いらしく、
最近では、歯を守るためのマウスガードをする
ことが増えているようです。

歯とそれを支える歯根、歯茎は、年とともに
衰えるので、固いものを食べる時には、
注意することが必要なようです。

親戚の叔母さんは、浅草の雷おこしや、
文京区の超堅焼きのせんべいが大好物
だったのですが、有るときから食べるのを
やめました。

なお浅草が地元の知合いによれば、
雷おこし、おかきなどは、お得意さんが
年配の人が増えたのを考慮して、昔より
柔らかくなっているんだそう。

雷おこしの中には、柔らかくても、
粘っこいものがあり、それは、
歯の詰め物をはがす恐れがあるので、
個人的には要注意食べものです。

キャラメル、柔らか雷おこしで、
2度ほど、奥歯の詰め物がとれました。

今のかかりつけの歯医者さんには、
年配の方も多くいらしています。
中には歯にひびが入ったので来院している方も。

その時、院長先生は、
「年配になったら、固いモノ、
粘つくモノには注意して下さい。
決して無理をしないように」と、
注意されています。

〇歯にひびが入ったり、割れたりする原因
　食べものだけでなく、「食いしばり」も。
　日中、緊張したりストレスがかかると、
　歯を食いしばり、歯に大きな力をかけ、
　割れたり、ひびが入ることも。
　また夜間、就寝中に歯ぎしり、食いしばりが
　あることも。そうした場合は、保護のための
　マウスガード、マウスピースが有効。
　（歯科医院で自分にあったものを作成）
　自分も一度、作成しました。
　ほおの筋肉が異様に凝っていることも。
　それは食いしばりしていることを示す兆候。
　
〇炒り豆、するめ、堅焼きせんべい、フランスパン、軟骨など、
　噛んだときに、ガリッと音がする食べものには要注意。

〇ひびだけでなく、上の食べものは、歯に負担をかける。
　歯のすり減りに注意。

《人生やり残しリスト》
《「長崎の遠か」「歯性（はじょう）が悪い」。》