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久しぶりの根津神社とステーキ丼の居酒屋。女将さんは健在。小さな感傷旅行。

2024年2月24日、知人が落語を披露する会が
根津で開かれるというので、出かけてきました。

知人は、歌も習っていて、
声が綺麗なので、落語も聞きやすく、
その腕前にちょっとびっくりしました。
(演目は自分が大好きなネタの
一つである「井戸の茶碗」)

会場を出たあと、
天気もよかったので、
ぶらぶらすることに。

つつじで有名な
根津神社に向かいました。

こちらは、境内にあるつつじ苑が
知られており、五月頃は、身動きが
とれないほど、混雑します。

しかし今は時期が外れているので、
空いているはずと考えたのですが、
本殿前は長い行列ができていて、
ビックリです。

日本人だけでなく、外国人の方も多数。

境内にはお稲荷さんもあり、
千本鳥居もあるので、
外国人にも人気なのかなー。

以前、来たのはいつだっけと
思い出したのですが、
もはや覚えていないほど昔。

大学生の頃が初めてだと思います。

間はあいて、社会人になってから、
仕事関係でお付き合いのあった方が、
根津にお住まいだったので、
定期的に訪れていました。

けれどその方も早くに亡くなられたので
足が遠のいてたのでした。

それを考えると
もう20年近くたつでしょうか。

根津神社をあとにし、不忍通りに。
拡幅が進められているようで、
ところどころ、建物がなくなり、
空き地になっています。

大通りを入るとまだ小さな古い
お家、店は残っているのですけれど、
こうして、大通りは変わるのだろうなと
思わされました。

時刻は午後1時過ぎ。
根津のどこかで
昼食をとることにしました。

通り沿いには、
いくつも飲食店が並んでいます。

江戸前の赤酢を使ったという
寿司専門店があって、
そそられたのですが、
テイクアウトのみだったので断念。

さらに大学芋屋さんを発見。
昼ご飯にはならないけれど、
帰宅後のおやつにと、買い求めました。

この店は昔はなかったなと思いながら。

歩いているうちに、そういえば
以前、根津の知り合いに連れて
いってもらった居酒屋のことを
思い出しました。

ステーキ丼が名物の、
女将さんが一人で切り盛りしている、
小さなお店。

近くにマンションがあった
立川談志師匠もひいきにしていたとか。

ただ以前、行った時も女将さんは
年配だったので、今でもやっているか
不安でした。

覚えていた場所にたどりつくと、
営業中の札が。

表には、談志師匠の推薦の文句と、
(値段が以前とは違っているような……)
ステーキ丼などのメニュー看板も。

中に入ったら、その頃より、
お年を召した女将さんが
いらっしゃいました。

迷い亡くステーキ丼を注文。
どうやらそれが今日の最後だったよう。
ラッキー。

付け合わせのひじき煮。
出汁のきいた薄味の味付けです。

出てきたステーキ丼は、
御飯の上にレタスが敷き詰められ、
その上に外側はしっかり焼いて、
中はピンク色の食欲をそそる色合いの
厚めに切られたステーキが多めに
散りばめられています。

にんにく醤油味。

柔らかい赤身のお肉で、
食べているうちに、
昔のことが次々とよみがえってきました。

目の前の女将さん。
腰が少し痛いとさすったり、
ぐちを常連の女性にこぼしながらも、
口は達者でお元気そう。

その姿とおしゃべりに感激。

次々とお客さんが来たので、
食べてすぐに勘定を支払い、
おいとまして、駅に向かいました。
「次、来た時もお元気で」と願いながら。

いろいろな人や出来事が思い出され、
感慨にふけってしまった
センチメンタルジャーニーでした。



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