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オーケーストアで買った「麦みそ」で、みそ汁を作ってみた。祖母のみそ汁。

家の近所に安さで有名なオーケーストアが
2024年3月、オープンしました。
(日本橋久松町店)

そこで驚いたのが、価格の安さも
さることながら、みそと煮干しの
種類の豊富さ。

これまで通っていたスーパーは、
いわゆるミニスーパーがほとんどだったので、
店舗が限られているため商品の
バリエーションが少なかったのです。

ほかに食品専門のスーパーで品揃えの
比較的豊富なところもありますが、
それでもみそ、煮干しに関しては
余りバラエティがありませんでした。

ところが、オーケーストアでは、
これまでほとんど見たことが
なかった麦みそが置かれていました。

おお。

大阪にいた祖母の故郷は愛媛県の東部。
裸麦の日本一の産地なので、みそは、
麦みそなんですね。

大阪に移ってからも、愛媛の義農みそを
取り寄せて、愛用していました。

また瀬戸内海沿岸なので、ダシは、
鰹節、昆布よりも煮干しを使います。
特に日常いただくみそ汁には。

祖母の実家の斜め前には、
比較的大きな食品問屋があり、
そこは自分も訪れたことが
ありますけれど、端から端まで、
内側に金属の板が張られた木箱に
入った煮干しだけが、数十も並んでいました。

産地、大きさなどにより使い分けていたんですね。

で、祖母は香川の伊吹島の煮干しが1番と。
ここは漁場から加工場までが近く、とったものを
すぐ加工できるから、鮮度が全くほかのものと
違うのだそう。(後年、こちらの島の漁業、
煮干し加工業者の方と知合う)

大きなうろこが残り、銀色に輝く煮干しが
日本で最高の煮干しと。

確かに祖母宅で見た煮干しは、
大きくて姿形が美しく、
表面が銀色に輝いていました。

それだけ食べても美味しかったですね。

祖母は、前の日、2人の姉に煮干しの処理をさせます。
頭をとり、胴を二つにわり、骨とはらわたをとるんですね。
身だけになったものを水をはった鍋にいれる。

これが前の日の作業。
朝になったら、鍋を火にかけ
ダシをとって、具を入れ、
最後に火を止め、麦みそをとく。

これを毎朝、繰り返していたようです。

というわけで、オーケーストアに
置いてあった麦みそを購入。

ただ愛媛県のものではなく、
広島県呉市の醸造会社の製品でした。
所在地を確かめるとなんと、大叔母の
嫁ぎ先のすぐ近く。もしかしたら、
大叔母の家ではこちらの製品を
使っているのかもしれません。

オーケーストアには、
伊吹島の煮干しも含め、
多くの種類があるのですが、
家にすでに煮干しはあったので購入せず。

しかし小さな煮干しでダシをとるには
余り向いていないもの。
なので、いつものように鰹だしと昆布の
合わせだしにしました。

で祖母にならって、なすとながねぎ、
たまねぎを具にした麦味噌のみそ汁を
作りました。

夕食にいただきました。
ちょっと白い色で甘い味わいは、
祖母宅で随分前に口にしたものと似ています。
けれど、やはりダシが違うので、そっくりとは
言いがたい。

麦みそには、やはり素朴な煮干しの
ダシがあうのかもしれません。

〇最高級の煮干し。銀色に輝いてるので、
 「銀タレ」もしくは「銀付きいりこ」と呼ぶらしい。
 新鮮な煮干しを使っているので、
 祖母のやり方ではなく、頭、内臓をとらず
 そのまま全部つかうのがよいらしい。
 それでも苦味、えぐみはでないとのこと。
 わが家のみそ汁。
 煮干しをとらず、そのまま入れっぱなしにして、
 出汁を取った煮干しを具として食べていたなー。

《うちの郷土料理》
《味噌汁(麦味噌) 愛媛県》
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/miso_shiru_ehime.html

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