5分前精神と五省。年末にふと思い出す。師の教え。

先日、ある新規の取引先と
待ち合わせをした時のこと。

午後6時からの仕事でしたが、
待ち合わせ場所から、現場まで遠いので、
15分前の待ち合わせを指定されました。

近所だったので、歩いて待ち合わせ場所まで。
信号にもひっかからず、思っているより
10分近く早く行けたので、さらに10分の余裕が。

これも大叔母の
「待って行くより、行って待て」の
教えのおかげです。

ちょっと離れた場所で別件の仕事のメールを処理。
15分前のさらに5分前に待ち合わせ場所で相手を
待ちました。

これは、高校の生物の先生の、
「5分前精神」のおかげ。

以前にも記しましたが、
この先生は、戦前の日本の海軍の教え、
「5分前精神」、また旧海軍兵学校の
「五省」を教えてくれました。

《旧海軍兵学校の五省とは？　「至誠に悖（もと）るなかりしか」》

この五省の教えは、海上自衛隊でも引き継がれています。
https://www.mod.go.jp/msdf/mocs/mocs/tradition/gosei/index.html

5分前精神。

仕事を始めるとき、定刻になったら、
すぐに始められるように
五分前にはその場所に待機し、
もろもろの準備を調えておく
という考え方です。

海軍では、艦船に乗ることがあり、
その出航に遅刻したら取り返しがつきません。
出港を遅らせることはできないし、
遅れた人のために、戻ることもできません。

なので、時間には相当厳しいのですね。

5分前には集まり、すぐに動ける、
働けるようにしておくのですね。

新規の取引先の方は、
15分前ぴったりに現れて、
現場まで案内してくれました。

その会社、職場は、時間＝お金だから、
出社したら、すべての掛け時計、
置き時計はもちろん、従業員の腕時計も
時刻合わせをしてから、仕事にかかるとのこと。
（ほとんどが電波時計だが、
一部そうでないものがあり、それをあわせる）

その方は、その会社に入ってから、
電波腕時計に変えたそう。

以来、行く場所行く場所の時計の
時刻表示の正確さが気になるようになった
と話してくれました。

時間は、ビジネス、生活の基本ですね。

5分前精神。
改めて思い出しました。

わが家の壁掛け、置き電波時計。
電波がちゃんと入らないけれど、
電波腕時計、試して見るかな。